中国のパワースッポット 蓮花山

 

TOPに戻る

中国一覧に戻る

●蓮花山

中国湖北省にあるゼロ磁場地帯。蓮花山は断層上にあり、地磁気の変動が顕著で全体として低い磁場(ゼロ磁場)になっていて、地質学的な岩石の成分割合が特殊な場所だそうです。ゼロ磁場のゼロとは何もないという意味では無く、インドで言う「空」、中国で言う「太極」、物事の根源の「零」とのこと。地磁気のN極とS極が打ち消しあっているゼロ磁場です。

こういうところは生命エネルギーの根源の場所だそうで、ここにいるだけで病気が治ると言われています。本当かいな?。これに目を付けた集団が気功の流派のひとつ「元極式気功」。ここの大本山として栄えましたが、法輪功事件以降、中国政府は気功集団を統制、法輪功と無関係である蓮花山も現在はさびしい遊園地の跡地のようにみえました。

ここが大門です。蓮花山の看板の真下に毛沢東さんの肖像画があります。ふーん。中国だね。

大門の両側に龍さんがいます。火をふいているようです。どこにいっても龍がいます。

この蓮花山の入場料は、50元(約700円弱)。中国の一般庶民を閉め出すには十分な価格設定ですね。

新宿御苑よりも高い。国家等級旅遊区のAAAAというのは偉いのか?

結構な広さです。気功集団の本拠地だったので、その後の施設の維持費用はどうしているのかな。

蓮の花の上で、龍が絡み合って玉を捧げているようにみえます。何を表現しているのかしら。

ゼロ磁場が良いということと、その磁場を生かして造った建物、例えば元極堂(祈福堂)・元明塔・元極碑林などが貴重な価値をもっています。修練・治療面から見ても、最上の道場だったのでしょう。

ゼロ磁場の特徴が最も強く現れる場所に、元極堂(今はオトナの事情で祈福堂と改名)という建物が建っている。この場所は、古くから道教の道士などが庵を結んだ場所で、三国時代には天文台が建てられたこともあったという場所だそうです。

魔法陣?

さらに、元極堂はゼロ磁場の気を最大限に引き出すために、柱の数や鐘の大きさなど細部に至るまで数術の原理によって設計し、非常にエネルギーが高められた場所なのだそうです。

元極堂に入ると精神の高揚、気の高まりなどを感じるひとがいるそうです。

この蓮の上に立つと・・・ワタシは格段変化がみられませんでした。修行がたらない?

9匹の龍が玉を見張っている?最上階の天井の絵。

和字壁。「和」とは?

恋愛成就を占う壁。目をつぶって歩いていき、ハートにタッチできたらok!同じような物が、京都地主神社にもあったな。

蓮花山の中でひときわ目立つ巨大な建造物が元明塔です。

元明塔には、この階段を上ります。周りは龍の彫刻だらけです。

 

巨大なゼロ磁場が発生する場所に建てられているという建物。11階建ての建物で上に行けば行くほどパワーが上がっていくようになっているそうです。そのパワーとは、ここを本拠にしていた元極気功の修練の段階と対応していて、自分が最も気持ちいい階が修練の段階と対応しているということになるらしいのです。

内部はこんな感じ。記念品販売所があります。エレベータを期待したのですが、ありません。上層にいくほど部屋は狭くなります。

とにかく急な階段です。足場もよくありません。心臓がパクパク、息切れ。どこが気持ちいいなんて感じてる余裕はありません。

安全基準ってなあに?のお国の建物ですから手すりも微妙な位置で気を抜くと転落間違い無し。こわいよ。

ここから、元極碑林が見えます。このあと、そこに向かいます。

山全体が碑石の陳列回廊になっています。お金持ちの気功団体だったようです。

湖を渡って対岸にいきます。水辺は遊覧ボート。ネズミはアメリカ鼠に似ていますね。

振り返ってみると。

ここにも巨大な龍がのたくっています。この広場には数万人収容できそうです。いまは、さびしいのっぱらです。

今でもパワースポットおよびヒーリングの場として中国から難病の方が治療目的できています。5年前から入院している日本人もいました。現在はひっそりと気功病院は残ってます。診察も受けられます。薬の販売もしています。軟膏を買ってみました。

気功病院の先生です。体験実習とお買い物したお客様に「また来てね」と挨拶です。いい収入になるので愛想がよかったです。

この病院にいくには大門を通らず、脇の駐車場を抜ける方が近道になります。この病院から橋を渡って塔のほうに行くのは自由です。つまり、大門を通りたい人はお金を払えばいいのです。

2011年5月訪問

中国一覧に戻る

TOPに戻る