●北京 天壇
天壇、1420年に建設された中国最大(270万平方m)の壇廟です。北京城の南東に位置し、明・清の皇帝が毎年豊作を祈った場所です。1998年世界遺産に指定されました。
この日は暑かった。こんなに沢山歩くことになるとは、・・知らなかった。
白石門と圜丘(ホァン・チュイ)。圜丘壇では天に直接祈るため、建物はありません。
皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所。毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行った。形は天円地方の宇宙観に則り円形である。また欄干や階段などが陰陽思想でいう最大の陽数である9や、その倍数で構成されている。各壇の直径を合計すると45丈であり、これは単に9の倍数という意味だけでなく、九五之尊という意味も持つ。
全体を把握してなかったので、ここで終わりだとホットしたとたん、・・
この先があるんだって。もう、勘弁。暑い。
皇穹宇(ホァン・チョン・ユイ)。
反響して60m先の囁きまで聞こえるという回音壁。たしかに、聞こえました。
創建当時の姿を残しています。皇室の皇に、大空を表す穹と、宇宙の宇という字を書きます。圜丘で祭事が行なわれるとき、壇の上に置かれる天の神や、歴代の皇帝の位牌をふだん安置しておくところです。
今日の人出は・・すごいです。
まだ、歩くのですか。もう・・
大丈夫ですか?イヤー、つかれたよー。
祭祀の中心となっていた祈年殿(チー・ニイエン・ディエン)。三段の円形石壇の上に建ちます。祈年殿は直径32m、高さ38mの円形
木造建築。
天壇でもっとも有名とされる建造物の一つで、天安門や紫禁城とともに北京のシンボル的存在とされているそうです。
祈年殿では皇帝が正月の上辛五穀豊穣を祈りを捧げた。祈年殿は直径32m、高さ38m、25本の柱に支えられる祭壇で現存する中国最大の祭壇。中国建築史上重要な建造物とされる。木造で宝頂は金メッキがなされている。屋根は瑠璃瓦葺きの三層になっており、明の時代には上から青、黄、緑となっていたが1751年にすべて青色に変えられた。ちなみに、1889年落雷により一度消失しているが、1906年に再建されている。
コバルトブルーの瑠璃瓦。ひさしの下には美しい彩色が施されています。
祈年殿内部。四季を象徴する4本の柱と、12ヶ月を象徴する赤い12本の柱があります。
梁・棟木は使用されていません。
お疲れさま。体力勝負です。
2011年5月訪問