出町妙音弁財天(寺)

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出町妙音弁財天(寺)

 

弁財天様はヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー様が仏教あるいは神道に取り込まれた呼び名で、神道では七福神の一柱として有名です。京都妙音弁財天様は、鴨川のほとりにあります。弁財天様は元々、仏教の守護神である天部の仏様ですから、神仏共に七福神として敬っているようです。ここでは、神社を「主として」扱っているということにしましょう。境内には、稲荷神社もあります。神仏混淆ですが、この場所に鎮座されたのは以外に新しいようです。

鳥居に注連縄で神社の定番の形ですが、実はここは相国寺の飛地境内でお寺のご本尊として祀られているようです。ということで、京都七福神の一つに数えられる弁天様をお祀りするお堂です。

一見神社、実はお寺・・理由がありそうです。

この場所は、江戸時代の伏見宮家の地で弁財天はその屋敷の中に祀られていました。その後、明治維新の際に宮家と共に東京に移されたものが元に戻されて、宮家の跡地に御堂を建ててお祀りされたそうです。相国寺は伏見宮家の菩提寺ということから、管理を菩提寺に任せ、外見は神社のようにしたお堂・・なんのために?

この御堂の御本尊である妙音弁財天は、代々伏見宮家に伝えられてきた画像です。

実はこの御堂の裏手に六角堂がありそこが本堂とされているのです。その存在は後で知りました。全く現場では気付きませんでした。やはり鳥居と同じく神社を装うために、工夫をしているような気がします。

demachi.jpより

社務所のような事務所のような建物には「扶樹教道」。

境内に豊川稲荷大明神がいらしゃる。この経緯も興味あるが・・

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