高円寺天祖神社

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●高円寺 天祖神社地図

 

末社に、金運に強くなる神様がいるらしい。ちょっと怖いほど情熱的な神様のようです。

当社は、「新編武蔵風土記稿」多摩郡高円寺村の項のある神明社で、「除地六畝十歩、小名小沢ニアリテ村ノ鎮守ナリ、本社ハ四尺二三尺、拝殿三間二二 間、上屋ニ間ニ三間、東向、神体白幣、木ノ鳥居ヲタツ、例祭九月十五日、村内長仙寺ノ持」と記されているように、旧高円寺村の鎮守で祭神は天照大御神で す。

創建は寛治元年(1087年)と伝えられ、由緒は次の通り伝えられています。

当時、極めて敬神の念熱い郷土民山下久七が、伊勢神宮へ参拝し、御分霊を賜ってこの地に仮に社殿を建てて奉斎したことが始まりで、その後、永長元年(1096年)に村人が議り産土神となりました。

現在の拝殿は天保二年(1831年)九月、幣殿と本殿は明治二十一年(1888年)二月に建設されたものです。関東大震災後、当社の氏子区域内 に居住者が急増したのを契機に、大正十五年(1926年)社殿の大修築とその他建物が整備され、昭和二年(1927年)十月に村社となりました。

境内末社には三峯神社と清姫稲荷神社があり、境外末社には」、「新編武蔵風土記稿」の稲荷社の項に、「除地三畝、村ノ東ノ方田ノ畔ニアリ、田中 稲荷ト称ス、社ハ三尺四方、上屋ニ間二二間半、鳥居ヲタツ、村民ノ持」と記された田中稲荷神社(祭神受持命、高円寺南1-30)があります。

境内には「寛文四年」と刻まれた手洗水盤や、拝殿正面には「宝永二年」の墨書銘のある「天照大御神の献額」があります。

平成二十三年三月 杉並区教育委員会

境内末社

三峯神社(左)        清姫稲荷神社

清姫稲荷神社は最近財テクの神様として人気あるそうです。

安珍・清姫の清姫さん。なんで高円寺に??

「延長六年(929)、奥州から熊野詣に来た修行僧安珍は、真砂庄司の娘清姫に一目惚れされた。清姫の情熱を断りきれない安珍は、熊野からの帰りに再び立ち寄ることを約束する。だが約束の日に安珍が来ないので、清姫は旅人の目もかまわず安珍を追い求める。清姫の怨念を恐れた安珍は、舟で日高川を渡り道成寺に助けを求めた。道成寺の僧は安珍を鐘の中にかくまう。安珍を追う清姫はついに大蛇となって日高川を渡り、道成寺にたどり着く。そして安珍が隠れている鐘に巻きつくと、その怒りの炎で鐘を焼き、中にいた安珍をも焼き殺してしまう」(道成寺縁起より)

全国にここと、池尻稲荷神社にいらっしゃるようです。どのような経緯で??

分からないことが多くて楽しいです。清姫さんは熊野信仰の関連ヒロインとして諸国を巡り歩く修験者たちによって全国に広げられ各地にその分霊を祀る熊野神社に附属しているなら了解なのですが、アンチ熊野の伊勢神宮系の天祖神社だからなんでかなー。

 

お参りの目的はお側のお蕎麦やも。十割そば大盛り+同普通盛り+野菜天ぷら=2300円。

2011年6月13日参拝

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