三囲神社

 

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三囲神社 みめぐり神社


向島です。今が旬の東京スカイツリーが見える神社です。

以前から、参拝したかった神社です。知る人ぞ知る「三角鳥居」がある場所のひとつ。ほかには、ここはいきました。狛犬や狐さんは定番ですが、なんと、ライオンさんがいらっしゃるのです。

押上駅から15分ほど、鍵番通りにある神社。花街らしい名前です。慶長年間(1596-1615)移築したで神社とのこと。昔この神社を建てる時、土の中から壷が出てきたので中を開けてみると、老翁の神像が入っていた。その時狐が現れて、像の周りを三度回ったので、三囲神社となっといわれています。

 ここには、願いを叶える狐を呼び出すことができたという老夫婦の話が残っており、その夫婦の像もあります。どこからともなく白い狐が現れ、おじいさんの像を三周回って消えたという伝承もあり、この話が神社の名前の由来となっています。

江戸時代、三囲稲荷という名前で雨乞いと三井越後屋と深い繋がりがある神社として有名でした

鳥居 1つ目。

鳥居 2つ目。

鳥居 3つ目。この参道の長さで3つは贅沢。まずは、「ライオン」発見。狛犬やさらに本殿前の狐の像と一緒に並ぶライオンさん。なに?これ!のインパクト。

狛犬

ライオン

狐 顔の表情が面白い。江戸時代の地元の方をモデルに作られたそうです。

三角鳥居(三柱鳥居)

お目当てはこの三角鳥居。三井の越後屋(三越の元になった店)が茶会を開く庭に三柱鳥居(京都太秦木島神社=蚕の社モデル)を作ったものらしい。これが、移されたという。当時、越後屋からみて鬼門の方角にあった神社が三囲神社。

実はこの神社、「三囲」という字が「三井」という字の「井」の部分を守っているように見えることから、三井財閥が信仰しています。

そして神道の拠点として非常に重要な役割を担っていると考えられる下賀茂神社には三井家が崇敬すると語られる三井神社がありますね。

三角鳥居を対には、三本足の柱を持つ屋根ついた手水鉢が置かれています。

 

顕名霊社。三囲神社には三井家由来の物が多く、この顕名霊社も三井家祖先を奉ったもので、明治7年に建立され平成7年に当地に移築されたもの。どうも三井家の人しか入れないお社もここには存在している。鉄柵があり一般人は中には入れないようになっている。

恵比寿・大国神の二神のある堂には「月読尊」の文字が・・・
使用されている建材 は取り壊した越後屋の廃材を使用されましたようです。
本尊は三井の越後屋(今の三越)にあったものを江戸時代末期に現在の地に移転されたとのこと。

三囲神社には稲荷神社もあるのだが、勧請したのは蚕の社の宮司。
稲荷神社の総本山、伏見稲荷神社を創建したのは秦氏でしたね。三井家は秦氏の流れという説もうなずけます。

稲荷神社の社も4つ確認できました。これも、興味のあるところです。

隅田川の堤防が見えます。川向こうは浅草です。

神楽殿とスカイツリーの2ショット。

 

2012年3月11日参拝

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